鋼田一忍44歳。第二部Ⅴ   

翌日も福山重蔵は忍の自宅に来ていた。。。
キャロルが居なくなってから10日目・・・忍の体重は10kg近く減り、目は窪み無精髭は伸び、下を向いたままの姿勢で数時間うな垂れて居る日が続いていた。。。
仕事はアシスタントの芹沢孝徳君が精力的にこなしてくれいているので、何とか会社の面目は立つ、しかし忍は・・・極度の鬱状態に成っていた。
すると忍の携帯が鳴った!
忍はビクンと素早く反応し、通話しようとするが、画面を眺めているだけで次の行動が起せない!
福山重蔵は彼から携帯を毟り取る様に取り上げた。。。
もしもし・・・
こんにちは。
キャロルの代理人のトリーナで~ス、鋼田一さん、先日も申し上げマシタガ、近い内にワタクシ立会いの下、離婚届けに捺印と署名をオニガイ致しマ~ス。キャロルは貴方と離婚したいしたいナ~ジャン。

俺は忍の友人の福山って者ですが・・・忍は今酷い鬱状態に成っている・・・とても自分の意思で字が書ける状態ではないんだ。兎に角、忍とキャロルを会わせてあげてくれないか?話しをさせてやって欲しい。

貴方は私の言う事に従えばイイのデ~ス!私は弁護士の資格を持ってます!貴方は普通の会社員デショ?アコより格が下ディバ~!何も言えないねアナタハ。
と一方的に罵り、電話を切ってしまった。。。
福山は
話にならねぇ~瓶笊だ・・・
と呟いた。。。
忍は潤んだ目で福山を見つめていた・・・
福山は
忍よ・・・心配するな!俺がお前を助けてやる!
トコトンお前に協力してやる!
それとな・・・ネット仲間だか何だか知らんが、奴等のアドバイスなんか聞くんじゃね~ぞ!あんな馬鹿げたアドバイスなぞ、何の役にもたたない、じゃあ明日また来るぞ!
忍・・・飯だけはちゃんと喰えよ!お袋さんも心配してるから、じゃあな。

と福山は忍宅を後にした。
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by bukkakedaimaoh | 2006-12-14 10:28 | 2流小説。

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