鋼田一忍44歳。Ⅲ   

その日から忍は毎日
何故だかフィリピンパブ
通称NFPに書き込みをし、そしてキンチョールさん、管理人のZEOさんとメールの交換をしたりして、気分は乗りに乗っていた♪

毎日キャロルに電話をし、毎日お店に通う内に忍は着ていく服や髪形、
そしていままで全く使っていなかった
香水を振り掛けるようになっていた・・・
NFPの仲間の話だと、ピーナに受けの良い香水はブルガリだというので、その日の内に購入した。
この頃に成ると、近所の顔見知り達に
忍ちゃんは最近垢抜けたというか・・変わったね!良い人でも出来たのか?憎いね~この!
と言われる回数も多くなった。
そして毎週の様に行われる気の合った仲間達との飲み会!飲み会毎に忍のピーナに対する知識は増えていった、
アコ・イカウ・シャ・バケット等のタガログ語・・・
そしてプロビンス=出身地田舎。コントラクト=契約。この手の英語も覚えてきた・・・
何時しか忍はNFPの飲み会の名幹事として、名を馳せる様に成っていった。

そして・・・数ヵ月後にキャロルは忍にこう告げた・・・
アコ、来月マニラに帰るでしょ!アナタマニラまで来て、私が帰った後1週間したら来てよ。
深くソファーに座っていた忍は周りのお客を見ながら
俺は・・・勝ち組だ!女の子から誘われたんだ。
と得意気な顔をしてキャロルにこう応えた
オフコース。
仕事の限が付けば1週間でも2週間でも休める、残った仕事はアシスタントの芹沢孝徳君に任せれば良い。
忍は来月のマニラ行きを決めた。
そしてキャロルが日本を去る日、100万円をポンとあげ、
じゃあ1週間経ったら行くからね。
と約束した。
2006/4/22・・・
キャロル帰国。

忍は目に涙を浮かべながら自室に居た、そしてグラスに氷を一つ居れ、大好きなウイスキーを注ぎぐ・・・そして
My wayのテンポをずらしながら歌った。
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by bukkakedaimaoh | 2006-09-27 07:12 | 2流小説。

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